小さなころの夢の話

こんばんは。せっかく洗濯機を買ったのに梅雨入りしたからあまり使えていない徹夜です。最近の悩みは洗濯機を外に置いているから洗濯機カバーを買ったのにサイズが合ってなくてすぐ洗濯機から外れてしまうことです。

 

昨晩、たまたまVtuberの配信を聴いていたら(ほんとうにたまたまだよ。別に沼に入りつつあるわけじゃないよ。切り抜きとかはちょっとしか見てないよ。せいぜいニコニコ動画のあなたへのオススメ欄がVtuberに染まってきた程度だよ。)、「小さい頃の夢は歌手になることだったんですけど~」的な話が聞こえてきてふと自分が昔抱いていた将来の夢を思い出そうとしてみた。

 

 

 

職業とかのわかりやすい将来の夢として覚えているのは、小学1年生のときに言っていた「宇宙飛行士になりたい」だったと思う。小さいころ、祖父母に連れて行ってもらった科学博物館で見た宇宙の映像にびっくりした僕は宇宙飛行士になりたいと思った。この夢は家族にも公言していたし当時の僕にとってはそれなりに大切な夢だったと思う。

 

しかし小学3年生に上がる頃にはこの夢を諦めていた。視力が落ちたからである。宇宙飛行士になる上で、視力は重要な条件である。JAXAのホームページには1.0以上の視力が必要と書いてあり、宇宙空間での作業の際に一定以上の視力が必要となっているからである。3年生になる頃にはメガネをかけ始めていた僕はこれを知って少なからずショックを受けた。視力は回復しないから僕が宇宙飛行士になることは絶対に無いのだ、と子供ながら落胆していた記憶がある。

 

※当時の僕は知らなかったが宇宙飛行士の募集要項には"矯正"視力で1.0以上となっているので当時小学3年生の徹夜君は絶望する必要は一切なかった。まあ小学3年生がインターネットでJAXAの宇宙飛行士募集要項なんぞを見つけられるはずもないので致し方なし。

 

ちなみに色覚障害のある方は募集の候補から外れるとの規定はあるらしい。

 

 

そんなわけで齢九つにして人生の目標を失った徹夜少年だが、12年後Vtuberの配信を聞いて唐突にひらめいたことがあった。

それは「自分は宇宙飛行士になりたがっていたが、それは単に宇宙に行きたかっただけなのではないか?」ということである。宇宙飛行士になって宇宙空間で様々な実験、研究をしたい。あるいは人類の宇宙進出を進めたい、といった意欲は(まあ小学生がそこまで考えていたらちょっと怖い気もするが)なかったのだ。ただ単純に「宇宙って綺麗なんだろうなー」としか考えていなかったのだと思う。宇宙から地球を見てみたい、これが当時の僕が持っていた夢だったのだと今は思う。

 

それならばである。そう遠くない将来にそれは恐らく叶うであろう。宇宙へ行く観光ビジネスは現在国や民間を問わず開発が進んでいる(例えばホ〇エモンロケットとか)。僕の予想(というより願望)だと僕が30代になる頃には一般人にも手が出せる程度の値段で宇宙に行けるようになっているはずだ。根拠は特にないが。もしその時の僕が宇宙に行くことができたならば、夢を諦めた徹夜少年(9歳)も無事に成仏できるであろう。

 

これは構造的に見ると自分の夢を他人に任せて実現しようとしているという事である。現在就活を少しずつ始めている身ではあるが、僕は宇宙産業についてはあまり興味がない。宇宙に行く夢を叶えるためには誰かが宇宙に行く手段を開発してくれるのを手をこまねいて待つばかりなのだ。これはある意味夢に対して不誠実とも取れる態度かもしれないが、僕はこれでいいと思っている。僕のように宇宙に行くことを諦めた人たちのたくさんの夢を乗せた宇宙船が飛び立つのを願うというのはなんともロマンチックに見えないだろうか。

 

深夜の勢いでめずらしくポエミーな文体になったけれど、このブログを一言でまとめるなら

「ホリ〇モ~ン!宇宙に行きたいよ~!」

ということである。ジャイアンがお前には宇宙飛行士は無理だっていうから、だったら宇宙に行く夢は叶えよう、ということなのだ。だから頑張れ、ホリエ〇ン。