人生楽しんだ者勝ちという言葉が好きじゃない話

お久しぶりです。このブログを書くのももうずいぶんと久しぶりな気がします。

ふと常々思ってることを書きたくなったのでやらなきゃいけないレポート諸々を投げ出して筆を取っています。2年次に留年の危機に瀕したことをもう忘れつつある自分を見ないふりをしつつ徒然なるままに。

 

今回は僕の面倒な精神性が若干見え隠れしている文章になっているかもしれないので今そういった文章を読む気分じゃない人は無理に読まなくてもいいんじゃないかな(タメ口)。

 

さて以下本文。

 

「人生楽しんだ者勝ちっしょ!」みたいな言葉は誰もが一度は目にしたことがある言葉だとは思うのですが、端的に言って僕はこの言葉が嫌いです。

 

なぜかを一度落ち着いて考えたのですが、(こういう発言をする人にガラの悪い人が多いから反射的に嫌悪感を覚えるとかそういう色眼鏡はナシにしたうえで)おおまかに

 

①人間を"勝ち組"と"負け組"にソートしようとしているのが気に食わない

②そもそも人生に勝ち負けという価値観を持ち込んでいるのが残念

 

この2つが気に食わないなと気づきました。

 

まず1つ目の「人間を"勝ち組"と"負け組"にソートしようとしているのが気に食わない」ですが、これは言葉の通りです。人生楽しんだ者勝ち、という言葉は人生を楽しんでいる自分は楽しめていない者に比べ優れている、楽しめていないやつらは哀れだ、といったようなニュアンスを含んでいるように私は感じてしまうのです。たいていの人はこんな思いで言ってはいないでしょうが、しかし根底にこういった意識があるように思えてならないのです。そしてこれが不快なことのもう一つの理由が、相手の人生を勝手に"勝ち負け"というクソったれな価値観で断ずることです。そもそも個々人の人生は他人にその価値を判断されるものではないはずです。自分の人生は自分しか知り得ないもので他人に勝手に価値を決められるのは意味不明です。それを相手の勝手な価値観で"勝ち" "負け"と烙印を押されるのが僕は嫌悪感を覚えるのだなと自己分析しています。

 

2つ目の「そもそも人生に勝ち負けという価値観を持ち込んでいるのが残念」というのはちょっとうまく説明できるか分かりません。一番わかりやすい説明をするとなると「福本伸行作『天』」というマンガを読んでください!ってところに尽きます。(カイジの作者が書いてるマンガで僕の心の一冊です。)あそこで語られる人生観が非常にこれを理解しやすいんじゃないかなと思いつつ、読んでない人に伝えられるような説明を書いていきます。

 

閑話休題。人生に勝ち負けという概念はそもそもないでしょうが、「人生楽しんだ者勝ち」と言っている人が思う"勝ち" "負け"というのは恐らく彼らの中ではある程度イメージがあるのでしょう。仕事に縛られた人生、結婚できないまま生涯を終える人生、人に認められない人生、など。でもこれらの人生を送っている人は果たして負け組なのでしょうか。もちろん本人が望まないもので、本人が不幸に感じているのならば確かに勝ち組だとは言えないのかもしれません。しかし僕は人生の価値は一様には決められないと感じている人間で、ものすごく大きな不幸が人生の多くを占めていたとしても自分が納得できるものであればそれは十分人生を全うできているのだと思います。勝ち負けという概念は他者と自分を比べて初めて発生する概念です。自分だけでは勝負は発生しないですから。

人生に勝ち負けという概念を持ち込んでいるのが残念、というのは他者と自分の人生を比べて「自分は幸福だ」「自分は不幸だ」と一喜一憂するのがそもそもおかしい、という帰結です。

 

思ったままに整ってない文章を書いてしまった気がしますが、これが僕が常々思っていることです。僕は人生を勝ちたいとも負けたいとも思っていないし、人に誇れるような人生を送りたいとも思っていないです。ただ自分が納得できるような人生を送れて、自分に誇れるような人生を送れれば満足です。まあその納得できるように頑張るのが難しいのかもしれませんが。自己肯定感の問題になってきそうなのでそれはまた別の時に(めんどくさいから多分書かないけど)。

 

さて、つらつらとめんどくさいことを書いてしまいました。レポートの課題もこれくらいサクッと書けたらいいのにと愚痴をこぼしつつ筆を置こうと思います。また気が向いたら何か書くかもしれません。去年アイルランドに行った時のことを書くと言いつつ書いてないからそのうち書くかもしれません。旅行当時の日記(3日くらいで書くの飽きたけど)を発見したのでそれをそのうち載せるかもしれません。載せないかもしれません。シリアスな文章で終わらせるのが気に食わないので最後に面白い話しろと言われたときのために覚えている面白い小噺を載せて終わります。ここまで読みにくい文章を読んでくれてありがとうございました。

 

~おもしろい話~

 

突然ではありますが、みなさまパンダは好きですか?可愛いですよね、パンダ。

パンダの白黒模様の柄は一匹一匹異なるそうですが、一か所だけどのパンダでも白い柄の場所があるらしいです。

 

それはなんと「しっぽ」。ふしぎな話ですよね。

これがほんとの おもしろい(尾も白い)話。

 

お後がよろしいようで。

 

~終~